山城巡りのまむし(蝮)対策

 山城が好きな私は、落葉期に限らず夏場にも山城を廻っています。山城に行ったら行ったで、遺構を探して草むらの中へズンズン入って行きます。
そんなわけで、必然的に蛇にもよく遭遇します。元々蛇は生理的に好きではありませんが、山城の魅力には勝てないというわけです。(^^;
この蛇が普通の蛇なら、なんてことはないのですが、毒蛇はやっぱり怖いですね。そんなわけで山に入るときには、いつも長ズボンに登山靴スタイルなのですが、お寺の裏山だったりする場合は、短パンみ運動靴の場合もあります。
まむし

 2003年8月にも滋賀県蒲生郡日野町の里山へ運動靴で入ったときに、まむしに遭遇しました。
普通、蛇は臆病なので、歩くときの振動等で逃げていくようですが、この時のまむしは逃げ足が遅かったようで、デジカメでバッチリ捕まえてやりました。(^^)
とはいうものの、まむしがいる林の中はぞっとしません、早々に退散してきました。(^^;
 これを機会にまむし(蝮)について少し調べてみましたので、ご紹介しておきます。


 まむしは日本の代表的な毒ヘビで、北海道から九州の屋久島まで広く分布していて、体長は40〜60p、一般のヘビに比べて太くて短く、尾が細いのが特徴です。他の毒ヘビと同様に頭が三角形で、背面に褐色の銭形模様が並んでいます。まむしによる被害者は日本では年間約3,000名で、死亡率は約0.1%といわれています。被害は農山村の野外で、7月〜9月に多いようです。

 まむしに噛まれたときの症状 ■
 咬まれると2箇所の咬傷が生じ、噛まれた直後から激しい痛み、灼熱感が生じるとのことです。
20〜30分すると咬まれた部分を中心に皮下出血が生じ、徐々に腫れあがってきて、全身症状として寒気・発熱・頭痛・吐き気・下痢・めまい・動悸・視力障害・運動障害などを伴うことがあるようです。さらに進行すると意識障害が出現し、血液や筋肉が溶け、これが腎臓の機能を低下させて、最終的に腎不全や循環障害で死亡するとのこと。
死亡率は低いとはいえ、怖いですね。(^^)


 噛まれた場合の応急処置 ■
 @ まず咬まれた部分より心臓に近い部分を、血液を止めない程度に緩くしばる。これは毒が毛細リンパ管を伝わって心臓側に広がっていくのを防ぐためだそうです。

 A 傷口から毒素を吸い出すのも効果があるとか・・・・・毒が口の中に入るのが心配ですが、吐き出せば大丈夫とか。(^^;
咬まれた部分を切開して、傷口から口で毒を吸い出すという方法は賛否両論があるようで、よく判りません。病院では毒蛇に合った抗毒素血清を打つので、傷口を見せるといった観点から切開しないようが賢明かも知れません。
毒蛇はまむしだけでなく、ヤマガカシといった毒蛇もいるとか。

 B 咬まれた部分をできるだけ体の下の方に下げ、あまり動かさないように固定をし、できれば局所を冷やしながら病院に行く。この際走ったりすると毒が早く回りますので、ゆっくり、且つ急いで〜、そんなことが出来るか!(^^;
病院に行く際は、自分の車で行くのではなく、救急車を呼ぶのが賢明だそうです。途中で意識が朦朧として事故を起こさないためにだそうです。

 C 救急車を呼べば、それなりの病院に連れて行ってくれますが、救急車が来てくれないときは、自分で病院にいくしかありません。(^^;
でも、どこの病院にも血清があるわけではないようで、あらかじめ対応できる近隣の病院を探しておいた方がいいようです。それに休日診療をやっているかどうかも。


 こうした内容のことをある病院に電話して聞いてみたら、「そんな山には入らないようにするのが一番です」と云われました。尤もなご意見と拝聴しておきました。(^^;
皆さん、気をつけましょうね。


2003年8月11日

近江の城郭